4月16日の利益は、+411,000円でした！

観光関連業界が新型コロナウイルスによって大きな打撃を受ける中、星野リゾートの星野代表が社員に自社の倒産確率を知らせることにしたというニュースがありました。
星野代表は、昨年の5月から倒産確率を発表することにしたといいます。社員の一番知りたいことはなにかと考え、社員が一番気になること、即ち、自分の会社がどのくらい経営に難が生じているのかを発表するに至りました。
実際に5月の倒産確率が38.5％だったと発表すると、社員からの反応も良く、「どうすれば確率をへらすことができるのか」といったコメントが続々と届いたそうです。
その後、星野代表は3つの指標を掲げることで社員の動きが加速し、倒産確率を下げるためになにをすべきなのかと考え新たな魅力的な取り組みが進みました。
こうした数値を発表することで社員に動揺が広がるという考えもあったと言いますが、会社の先行きへの不安が一番の動揺の原因と考え、社員間で「共有感」を持てることを重要視していると語りました。
コロナ下において経営難を強いられる観光関連業だからこそ社員も強く危機感を感じていたのだと思います。経営者の判断によって、いかに逆境を覆すことができるのかが変わってくると言えるでしょう。社員の指揮を上げることのできた一例として、心に留めておきたいニュースでした。